書籍・雑誌

2011年6月27日 (月)

人は何故に神を必要とするのか

Stephen William Hawking (訳:佐藤勝彦)「ホーキング、宇宙と人間を語る」を読み進めると、題のごとく後半から人に関する事柄が多くなってきます。

原題は "The Grand Design" ですから、まさに宇宙の構造、設計書なのですが、人そして哲学的な事柄が多くなってくるので、”人間”という言葉が邦題に追加されたのが明らかであります。

ただし、人は自然であり、素粒子で構成されているのであるけれども、あまりにも複雑で、予測できなくない。その人が関係して人間となり、哲学的な問題となる。
というところであります。

人は、全く人の都合で神を創り、神の“ことば”と“仕業”を持ち出す。

宇宙の創造主として神を持ち出すのは“人間”。
神は、人間にとって都合の良いものなのですよね。

しかしながら、ホーキング氏は、宇宙は神が創造したものではなく、確かな法則があると述べています。

そして、「今日の宇宙が掲載される可能性は、限りない可能性から選択された結果であり、我々のような知的生命体が存在している事実を、宇宙の始まりからボトムアップで法則を見つけることは不可能で、我々が存在しているこの現実、そしてその宇宙からトップダウンで法則を求めるしかない。」と言っています。

つまり、観測できる人がいて、初めて宇宙の歴史が存在するとも言えるわけですね。

更に、我々は3次元空間に生きている存在で、3次元しか理解できない。
したがって超ひも理論や、M理論の9次元や10次元はまったく、想像できない。つまり、今の宇宙が3次元であるのは、我々が3次元しか理解できない、ただそれだけ。

また、ホログラフィック原理よろしく、3次元の情報はすべて平面に記録されているがごとく、我々の脳は、平面(2次元)の情報から3次元を理解しているが、金魚鉢の金魚よろしく、空間が歪んで見えたとしても、それはそれで金魚にとっては、外界の我々と同様な3次元空間を認識していて、なんら問題は無い。
つまりは、「歪んだ像(空間)しか知らないので、それ以外を知るよしもなく、それが現実、真実である」という。

もっと、哲学的なことを著していますが、これが、私が読み取った主だったところであります。

 

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2011年6月20日 (月)

読書(宇宙)

今更ながら、初めて、スティーヴン・ウィリアム・ホーキング (Stephen William Hawking) の著書「ホーキング、宇宙と人間を語る」を読んでおります。

とても易しい(正しくは優しい言葉で記述されて)ご存知の通り、ホーキング博士が直接記すことはできないので、専属の媒介者(と言っても立派な物理学者)が言葉にして著し、それをこれまた日本の物理学者が翻訳されたわけであります。

内容なのですが、確かに優しい言葉で、宇宙のお話を語っていらっしゃるのですが、やはり 270 ページで表現するので、概要を表現するしかありません。

ですから、あまり知らない人が読むと理解できないと感じます。
それでも、ここに記されたことで興味が湧いて、さらに詳しく調べることになればよいのですが、内容はやはり専門的です。

ですから、専門知識をある程度習得した方の、“あらすじ”であると思います。

そうなので、やはり

サイモン・シン著「ビックバン宇宙論(宇宙創生)」を読んで

ブライアン・グリーン著「宇宙を織りなすもの」

読み進める方が、良いなぁと感じました。

その後、復習の意味で「ホーキング、宇宙と人間を語る」を読むのが良いと感じています。

 

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2010年12月18日 (土)

宇宙137億年の歴史

いま、佐藤勝彦 最終講義 宇宙137億年の歴史 を読んでおります。

正直、読み始めて直ぐ “まったくつまらない” と思って読むのをやめたのです。
それは、序章だったからです。

通勤電車で読むものがほかに無く、もう一度これを手に取り、序章を飛ばし本編から読み始めました。
インフレーション宇宙論の提唱者として知られる方の著書で、火の玉宇宙、宇宙の晴れ上がり等々、とても分かりやすく記されています。

素粒子、インフレーション理論、超弦理論等を読み進めていなければ、序章も概要がよく分かるように記されています。

どちらかと言うと、分かりやすく満遍なく概要を説明されていらっしゃいます。

このような、全体を比較的容易に知ることのできるものと、特定の事柄に深く言及したものとを併せて読むことは、とてもよく理解できます。

「巨視的、微視的これがとても大事」が、このところ常に口にしていることです。

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2010年12月 4日 (土)

この頃の読書

このところの、私の読書のマイブームは「相対理論」「量子物理」「素粒子」「超弦」です。

そして、先日読み終えてとても面白かったのが、ミチオ・カク著アインシュタイン(よじれた宇宙の遺産)です。

アインシュタインの伝記的は書籍で、その人となりを知ることができ、超弦理論までを語っています。
ミチオ・カク氏が超弦理論の権威だからでもあるのでしょうが、科学と偉人の人となりをすることができたのがよかった。

そういう意味では、芸術新潮の“今こそ読みたいゴッホの手紙”もとても面白かったのです。
こちらは、前もって勉強しておく必要はありませんが、アインシュタインの方は、確り事前学習が必要です。
この本が面白いと思えるまでに何年かかったことでしょう!

 

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